なんてことは人生有り得ないのだとつくづく思う。
何故って、僕はそれを目の当たりにした経験者の一人だから。
初めてましてと顔を合わせたその瞬間から
この両目は君の姿だけをひたすらに追い
この耳は君の声だけをひたすらに聴き
この頭脳は君を捕まえんとひたすらに策を練る。
ほんの少し前までは厳然とした現実主義だったくせに、
一瞬の鮮やかな変わり身で、どんな夢想家にもなれてしまう
臆面なく、堂々とそれが成し得てしまうから
だから、人は面白い。
だから、恋とは恐ろしい。
だから・・・君には是非とも責任を取って貰おうか。
頼むよ、僕の最愛のひと。
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